緊張が起こる要因は複雑。
開き直るといいこと、それだけで解決できない悩みです。
失敗やミスの不安や後悔、悲嘆した過去が湧き上がるのは、生きるために備わっている無くならないもの。
また、ある程度の経験をしているとうまくいった過去もあるはずです。
前向きに捉えられる調子のいいとき
自分の欠落にがっかりするとき
人生は感情の登り下る経験の連続ですね。
あのときのような快感を再現したい、
うまい演奏がしたい、認められたい …etc
このような心の声は聞こえてきますか?
自分にとって嬉しかった経験も、うまくいった出来事とつながりがありますか?
人間はストレスや不快な状態を嫌がるので、誰しもが幼少期から無意識に解決しようと働きかける行動をしてきた”事実”があります。
そしてうまくいったことで喜びを得たり、他者の力も借りながら技術を身につけたことを”経験”してきています。
緊張の悩みは弱さや特別なことではなく、人の悩みは人が解決できるのです。
ひとりで何とかしようとするときは情報ばかり集めているかもしれませんし、目は外を見るのは容易いもの。
私もですが、いざ自分のことを知ろうとしても難しいのは当然ですね。
さて本題です。
多くの人に認められたいという気持ちは、ステージで演奏する方はより感じやすいでしょう。
だから技術を磨いているけれど、うまくいくことだけがゴールでしょうか?
原点に立ち返ってみると、音楽の幸福感や心の充実や興味がきっかけになったり
一緒に演奏する仲間や聴きに来てくれた人や応援してくれた人の存在も思い出せるでしょう。
そんな身近な環境から心が満たされた経験によって、苦しいときも続けられてきたことへの感謝に涙が出ることも。
きっと授かったものに気付き温かい気持ちになるでしょう。
失敗やミスした演奏はいい演奏とは違うものですか?
技術を磨いた先にあなたの欲しい感情や望みは何でしょうか?
誰と分かち合いたいですか。
本来の演奏の目的を確認できたら、緊張や不調なときも、今に意識を集中する練習をして表現したい曲の美しさのためにベストを尽くすように再出発しましょう。
心にはメカニズムがありプラスもマイナスも循環しています。
今から自分でできること3つ!
⚫︎自分をねぎらい許可する。
⚫︎認めてくれる人のもとに近づく。
⚫︎日頃から拍手、お礼、思いやりや共感などプラスの要素を発信しておく。
迷ったとき、認められたい気持ちや緊張にうまく付き合えるために。
私も技術と心のバランスを身体からアプローチするトレーニングでサポートできます。
身近な環境を整えて安定していることが、よりよい発展につながることをぜひ心にとめてみてください。