何で音楽をしているのか
楽しみや幸せは?
夢中になりたい、自由さ、自然とは
何に向かって訓練しているのか
身につけて何がしたいのか
表現とは?
指導者が人の役に立てることは?
今でも自分に問いながら見出す道半ばですが、私も昔、スタートは何もわからない初心者から
周り回って今があります
ふるさとへ帰るたびに感じる空虚感も懐かしさも、程よく楽観的になることの必要性と、
自分も大切な誰かだと気づかせてくれる
経験の中で得ると出てくるリスク、イップス、ジレンマ、スランプ…
行き急ぐ気持ちから目的が霞んだり、好きそのものがわからなくなったり
こうして原点に返り、遠回りしたかに思える時を振り返ると、過去の自分が浅はかだったと気づくと同時に、ただ感謝しかありません
心が先、という順番も決めずただ感じるままに
基本の実践とさじ加減を先に身体で覚える
理屈よりまず健康な心身
感動や好きの前に、素直な感性は?
実践により音楽の理解も少しあとからついてくるような感覚です
夢中になっている時の自分はそうだったかな、と
移ろう時代の中で人々が育んだ楽器や音楽の楽しみも、あるがまま自然で情緒に満ちた演奏や、憩いの場で生まれる音楽表現の意味も…
まず習得を積んで一歩ずつ俯瞰できるように
花が咲くために、まず種をまき、水と栄養を与え、光を浴びたり陰をつくったり
人の繋がり、お互い補い合い、恵を分かち合う温かさと明るさを求めて
そんな人間と自然が織りなす循環の一点を、指導者として担えることに深い幸せを感じるこの頃です