シャープ系とフラット系の調性を吹くとき
身体にどんなテンションが存在しているか感じた覚えはありますか?
シャープ系はまるで出力を上げて、くっきりした響をコントロールしたり
フラット系は輪郭はありつつ内省的なマイルドさを聴きながら支える加減
転調や曖昧さの表現、半音とナチュラル記号は、かゆいところに手が届きそうな絶妙な負荷をかける
どれも現実的で自然に仕立てる繊細な営みですね
調性やテンポによって多彩なキャラクターやバリエーションの豊さが刻々と表れる醍醐味があります
身体のテンションの加減と同時に、良さを活かす音色と音程感も欠かせない要素です
その場面の表情のために必要なもの
技術をクリアするにとどまらず
どんな語りをしたら曲の本音が美しく表せるか
そこから練習が面白くなる時!
そんな譜読みの思いやりが、人間のある一面に触れて、尊さや崇高なものへの道しるべになるようです✨